林 洋介 | HAYASHI Yosuke
1982年生まれ.情報科学芸術大学院大学メディア表現研究科修了.デザイナーとしてグラフィックデザイン,インタラクションデザインに携わる.主に音響制作,パフォーマ ンス用のソフトウェアを制作する.目的のためにインターフェースを作るのではなく,インターフェースから発想し,そこに目的を作るような方法で制作を行う.主な展覧会に「MAPPING SOUND INSTALLATION」 (2006年 山口情報芸術センター),「IAMAS 2008」(2008年 ソフトピアジャパンセンタービル), 「Device_art 3.009」(2009年 クロアチア)などがある.http://hysysk.org/
■(a)
インターネットで手軽にランダムなリンク集を作るにはどうすればいいかというところから考えました。
■(b)
○1について
Webの素材ということで、IPアドレスを使うことにしました。無作為にあるサイトへアクセスしたいと思っても、ドメインネームを適当に作ってアクセスするのは難しく、考えるのも面倒です。しかしIPアドレスであれば打ち込むのも容易ですしプログラムで作り出すのも楽です。IPアドレスは普段ネットを使っている際にもあまり意識されることがないので、今回のテーマの素材としてもふさわしいように思いました。
○2について
似ているブログやWebサイトは、そのサイト内の披リンクやキーワードにより結びつけられます。これについては目的がわかりやすいと思います。興味に近いものを探しやすくするためです。似ているIPアドレスというのは、Webサイトの内容には全く関係がありません。 似ているドメイン名は、似たようなサービスを行っている会社や、フィッシング、ジョークに使える可能性がありますが、似ているIPアドレスは、使い道が思いつきませんでした。rapidshere.comと似ているアドレスでNASAのどこかにあるらしきコンピュータが見つかるというくらいです。
■(c)
インプットフォームにドメイン名を入力して「search」をクリックすると、そのWebサイトのIPアドレスを取得し、ネットワーク部と思われる箇所の下一桁違いのIPアドレスを検索します。ホストが見つかればリンクを張ります。実際にクリックしてアクセス可能かどうかは判別していません。 「random IP」をクリックするとランダムなIPアドレスで検索します。
(a).作品のコンセプトやねらい.
(b). 規定(1:webを展示空間とするのではなく,素材として用いること.2:単なるwebツール/webサービス(道具)を作らないこと.目的のない,且つ合目的な道具を作る.)をどのように解釈し,アプローチしたのか.
(c). 作品の仕組みや動作,また鑑賞する際に操作が必要な場合はその操作方法.
